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介護福祉士は難しい?合格率は70%超えの取得しやすい資格のひとつ!

介護福祉士

高齢社会で人手不足の日本では、介護福祉士が足りなくて困っているといいます。

そんな中、2018年1月に実施された介護福祉士試験の合格率は70.8%という高さを見せました。

介護福祉士は年々受験者が増えているものの、合格者も多く狙い目の資格といえるでしょう。

難易度が低いとは言い切れませんが、国家試験の中では取得しやすい仕組みになってきているともいえます。

介護福祉士と他の資格試験を比較して難しいか、勉強時間などヤフー知恵袋などの回答を交え紹介します。

介護福祉士は難しくはない!合格率は70.8%

まずは、介護福祉士の難易度がどのくらいか、見ていきましょう。なぜそのくらいの難易度になるのか、合格率も合わせて紹介します。

受験者数は第29回から減少

介護福祉士試験は、近年人気急上昇の国家試験でした。しかし、第28回目まで15万人を超えていた受験者数が、第29回からは10万人を切っています。

これには、第29回試験から実務研修が必須になったことが関係しているのではないかと考えられています。

ただし、第30回試験からは介護福祉士養成施設の卒業生に国家試験受験が義務づけられたことも無視できません。

段階的な受験も可能とはいえ、第29回で受験者が激減した後、第30回で少し受験者が持ち直したところがあります。

実務研修を受けるにはお金がかかり、経済的に対応できないという人もいます。その意味では、受験は今がチャンスとも考えられる資格です。

合格率は60~70%を推移

受験者数には大きな変動があったものの、合格率は60~70%を推移しています。

むしろ合格率が上がっているため、しっかり対策している人には合格しやすい状況が整っているのではないでしょうか。

養成施設の卒業生に受験が義務づけられたり、実務研修が義務になったりと、確かな実力をつけた後に受験できるようになったため、合格率が高くなっていると見られます。

出題数は120問から125問に増加

介護福祉士の筆記試験は、120問から125問へと出題数が増えています。

これは第29回からの変更で、医療的ケアの出題科目が追加になったことから5問増えたのです。

合格するためには、全13科目のうち11科目で最低1点ずつは得点しなければなりません。

マークシート5択式ですが、スピード力と正確に解答する力の両方が求められます。

介護福祉士は他の資格と比べると難しい?

介護福祉士は、他の資格と比較して難しいかどうか気になりますね。合格率や体験者の意見などから、チェックしてみました。

介護職のキャリアパス最上位の介護福祉士

介護福祉士は、介護職の中で唯一の国家資格です。職務の範囲も広く、勤務可能な施設も増えます。

介護系の他の資格には、介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修などがありますが、これらの資格と比較すると介護福祉士試験の難易度は格別に高いといえます。

ただし、資格を取得すれば仕事の範囲も広がり、国家資格として一生ものの資格を保持できるのがメリットです。

ケアマネジャー(介護支援専門員)の合格率と難易度は介護福祉士越え?

合格率は違うから、その分勘案してちょっとケアマネが難しいぐらいじゃないかな。

引用:ヤフー知恵袋

ケアマネジャーの試験は、介護福祉士より難しいという人と簡単という人の意見が極端に分かれます。

ただ、合格率は介護福祉士のほうがケアマネに比べて3倍以上高いようですから、ケアマネのほうが取りにくいと見る人が多いようです。

受験資格にも違いがあり、ケアマネジャーのほうが実務経験が少なくても受験できることから、合格率が低くなっているとも考えられます。

介護職員初任者研修からのステップアップも可能

国の位置づけは、初任者から実務者、介護福祉士です。

引用:ヤフー知恵袋

介護の仕事に就く人が増えたのは、ヘルパー2級という取得しやすい資格が登場した影響もあります。

しかしヘルパー2級は廃止となり、変わる資格となったのが介護職員初任者研修です。

この資格は取得しやすく、資格取得した人が現場で実務経験を積みながら介護福祉士実務者研修を受け、介護福祉士に挑戦するケースも増えています。

このようにステップアップして資格を取得する人がいることも、介護福祉士試験の合格率の高さの一因です。

逆に考えれば、このステップアップ方法なら、介護福祉士試験の難易度がそれほど高いと感じないかもしれません。

介護福祉士の勉強量の目安は?

介護福祉士に合格するには、どのくらいの勉強量が必要なのでしょうか。実際に勉強した体験者の意見なども、参考にしてみましょう。

合格者の平均学習時間は200~300時間

介護福祉士試験に合格した人の平均的な学習時間は200~300時間だといいます。

1日に2~3時間勉強して、約3ヶ月で合格を目指す人が多いようです。

ただし、実際には介護福祉士試験を受験する人は養成施設などでもっと勉強しているはずです。

200~300時間というのは、試験前の対策時間と考えておいたほうがよいでしょう。

効率の良い学習法が重要

過去問、模試に挑戦して苦手な分野だけ勉強すれば短時間でも効率的に勉強できます。

引用:ヤフー知恵袋

効率の良い学習法をすれば、短時間でも合格を目指せます。

当たり前のようですが、介護福祉士試験の場合は科目が多いこともあってなかなか効率的な学習方法を見出せない人が多いようです。

苦手科目を強化

合格点が全体で出ても1科目でも0点があれば合格はできないので、科目の苦手は強化しないといけません。

引用:ヤフー知恵袋

試験範囲の13科目中、11科目で最低1点以上は合格しないとならないのが介護福祉士試験のネックです。

1科目でも0点を取ってしまうと合格は難しくなるわけで、苦手な科目を作るわけにいきません。苦手克服対策をしっかりおこなう必要があります。

くわしくは「介護福祉士に独学合格する勉強法!学習スケジュール計画が大切」のページをご覧ください。

介護福祉士の勉強の仕方

介護福祉士に合格するにはどんな勉強の仕方があるか、それぞれの特徴やメリット・デメリットなどについて紹介します。

独学

介護福祉士の場合、受験するために実務経験の必要があります。それは研修という名で呼ばれることもありますが、実務経験には違いないでしょう。

受験者全員がある程度の実務経験を経て実力をつけた状態で挑んでいるのが、介護福祉士試験です。そのため、独学といっても厳密な意味での独学とは違ってきます。

試験の直前対策として独学をする人はいるでしょうが、そこに至るまでには現場での経験を積んでいるわけです。

直前の試験対策も重要ですが、いかに現場での経験を積んできたかがモノをいうのが介護福祉士試験の特徴です。

そのうえで、過去問題集などを解く勉強法をとる人が多いものの、方向性が見えなくなってきやすいのが独学のネックといえます。

介護福祉士の教材は「【初心者向け】介護福祉士の独学におすすめのテキスト、問題集まとめ!」のページをご覧ください。

通信講座

受験資格に実務研修などが必要な介護福祉士試験にとって、完全なる独学はあり得ません。しかし、試験の直前対策を何もしないのでは不合格になる恐れがあります。

仕事をしながら受験を目指す人も多いことから、効率よく直前対策ができることが望ましいでしょう。そこでおすすめなのが、通信講座です。

半ば独学のように自分のペースで勉強しやすい一方で、効率的な学習方法やサポートを得られるのが通信講座のメリットです。

予備校(もしくは通う形態のスクールなど)

予備校も、通信講座と同じく合理的な直前対策ができます。ただし、費用は独学より通信講座よりかかります。

向き不向きもありますが、なかなか自力で勉強する気になれないような場合は予備校に通うことで強制的に勉強する時間を作るのもよいでしょう。

まとめ

介護の資格の中でも最上位とされる介護福祉士ですが、合格者が感想を漏らす試験の難易度は両極端です。

そもそも実務経験がないと受験資格を得られないことから、受験勉強のスタートがゼロではありません。効率よく受験対策ができる勉強法が、合格への近道となるでしょう。

 

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