高齢化が進む中、介護系の資格はニーズが高まっています。レクリエーション介護士もそんな資格の一つ。
心身共にケアするためのレクリエーションを提供するレクリエーション介護士には、1級と2級があります。
合格率は公表されていないものの、難易度は比較的取得が簡単といわれています。
レクリエーション介護士の難易度、合格率は?
レクリエーション介護士試験を受けるにあたって、難易度や合格率を知っておきたい気持ちはありますよね。
参考までに、レクリエーション介護士試験の難易度や合格率、なぜその難易度なのかについて見ておきましょう。
合格率は公表されていない
レクリエーション介護士試験の合格率は公表されていません。
合格率が取り沙汰されると、知識や技術に偏りが出る可能性があると懸念されているのかもしれません。
2級試験については所定の講座を修了すれば取得できることから、合格率はあまり関係ないでしょう。
1級試験は簡単ではない
レクリエーション介護士試験には2級と1級があり、2級は所定の講座を修了すれば取得できるようになっています。修了試験が資格試験のようなものです。
通学でも通信講座でもよく真面目に学習していれば合格できる範囲ですから、比較的容易に取得できる資格といってよいでしょう。
一方、レクリエーション介護士1級については、2級資格を取得したうえでフォローアップ研修や現場研修を修了し、実技と筆記の認定試験にパスしなければなりません。
こちらは、実技試験30点満点中60%以上の得点、筆記試験150点満点中60%以上の得点をするのが合格する条件です。
筆記試験では選択60問、記述式4~6問、小論文1問が出題されます。やはり真面目に学習していれば合格できる範囲とはいえ、容易に合格できるとは言い難い資格となっています。
まずは2級取得で手応えを把握する
レクリエーション介護士試験は、2級を取得していなければ1級の受験資格を得られません。
このことから、まずは誰でも2級の取得が目指すところとなります。合格率は公表されていませんが、2級資格を取得する過程で1級の難易度もつかめてくるのではないでしょうか。
レクリエーション介護士は他の資格と比べると難しい?
レクリエーション介護士とよく比較される資格試験とどちらの難易度が高いか、合格率や体験者の口コミを含めて紹介します。
福祉レクリエーションワーカーとの比較
レクリエーション介護士によく似た資格に、福祉レクリエーションワーカーがあります。レクリエーション公認指導者資格の一種で、介護現場で活躍できる点もレクリエーション介護士と共通です。
主催する団体の養成コースを修了すれば取得できる資格ですが、コースの修了には最短で1年かかるため、レクリエーション介護士2級と比べると資格取得まで時間がかかります。
一方、レクリエーション介護士1級と比べれば、福祉レクリエーションワーカーのほうが資格を取得しやすいかもしれません。
現場では他の介護業務と兼業のことも
私がレクリエーション指導員という名称で雇われていた頃も介護の仕事のほうが多かった気がする。
引用:ヤフー知恵袋
介護の現場では、レクリエーションをする時間はほんの一部です。そのため、レクリエーション介護士の専門業務だけではなく、他の介護業務なども担当することになるケースが多いようです。
複数の施設をまわってレクリエーション介護業務をする手もありますが、十分な量の仕事を得るのは容易ではないでしょう。
ただ、介護の仕事をしているとレクリエーションで何をしようか困ってしまうときもあります。その意味では、レクリエーション介護士を補助資格として取得しておき、さらに上級の介護資格を目指すのも一案です。
介護士として働きながら
介護士としてレクリエーションのバリエーションを増やすことは永遠の課題ですよね
引用:ヤフー知恵袋
介護士やケアマネージャーとして働きながら、レクリエーションについてくわしくなりたいとレクリエーション介護士の資格に興味を持つ人もいます。
介護士やケアマネージャーの資格のほうが取得は難しいものの、先にレクリエーション介護士の資格を取っておくのもためになるでしょう。
レクリエーション介護士の合格に必要な勉強時間は?
レクリエーション介護士試験に合格するにはどのくらいの勉強時間が必要か、体験者の意見も含めてチェックしておきましょう。
2級は2日~3ヶ月で取得可能
レクリエーション介護士2級は、所定の講座を修了することで取得できます。通信講座ならユーキャンで講座を開講しており、約3ヶ月間の受講期間で修了が目安です。
通学講座なら専門学校で関連講座が開講されており、2日間の受講で資格取得できます。ただし、1級は資格試験を主催している協会の体験会を1回、必修講座を4日間、フォローアップ研修を4講座、現場実習を3回以上受けなければなりません。
そのうえで筆記試験と実技試験がありますから、半年くらいの期間は余裕を持ってみておいたほうがよいでしょう。
通信講座でも気軽に取得可能
新しく出来た資格で現在は、通信で取得するか、介護施設が申し込む集団研修で取得するか・・・の選択です。
引用:ヤフー知恵袋
レクリエーション介護士2級は、通信講座ユーキャンの受講なら自宅にいながらにして資格取得まで実現します。
3ヶ月間の受講期間は無理のないカリキュラムが組まれており、毎日勉強漬けで寝る時間もないなんてことにはならないでしょう。
また、協会が指定する専門学校での研修なら、2日間の受講で資格取得できます。この方法なら、通うだけでも取得できそうな感覚です。
掛け持ちでの取得も可能
社会福祉士の専門学校に3年通い、レクリエーション介護士、サービス介助士など福祉系資格を取得し、社会福祉士を目指しています。
引用:ヤフー知恵袋
福祉関係の専門学校に通いながら、あるいは介護の現場で仕事をしながらレクリエーション介護士の資格を取得する人もいます。
講座の受講が必要なこともあり、対策が不要というわけにはいきませんが、レクリエーション介護士の資格を持っている人には他の介護関連の資格をいくつか取得している人も少なくありません。
仕事の幅が広がるメリットもあり、掛け持ちでの資格取得が容易なほど学習時間は短時間で済むのがレクリエーション介護士の特徴です。
レクリエーション介護士の勉強法はなにがある?
レクリエーション介護士試験に向けての勉強法にはどのような種類があるか、紹介します。
独学
レクリエーション介護士試験は、1級でも2級でも完全な独学での取得は不可能です。協会が指定する講座を受講しなければなりませんし、1級の受験資格には現場実習も含まれています。
ただ、他の資格のように合格するかどうかわからない受験をしなければならない資格ではなく、研修などを修了すれば容易に取得できる2級などもあるのは気楽です。
通信講座
レクリエーション介護士2級は、ユーキャンの通信講座を修了すると取得できます。1級の受験資格にも2級取得の条件がありますから、通信講座を利用するならユーキャンの受講は必須です。
通信講座のメリットは、自宅にいながらにして効率のよい受験勉強ができること。レクリエーション介護士の指定通信講座はユーキャンですから、真面目にユーキャンを学習すれば2級取得は確実です。
予備校(もしくは通う形態のスクールなど)
レクリエーション介護士2級は、協会が指定する2つのスクールで実施される研修に2日間参加すれば資格を取得できます。
1級は、2級取得後に研修や現場実習を経て筆記試験と実技試験を受けることになります。予備校とはスタイルが異なりますが、事前の研修が必修になっているため、レクリエーション介護士1級試験は独学や通信講座のみでの取得ができません。
まとめ
1級を取得するためには、まず2級を取得しなければならないレクリエーション介護士の資格。働きながらや学校に通いながらでも簡単に取得できる、ユーキャンの講座など検討してみてください。