宅地建物取引士試験に独学で合格するには、効果的な市販のテキストや問題集・過去問を使って勉強することが大切です。
そこでここでは、初心者が低コストで宅地建物取引士試験合格を目指すときにおすすめのテキストや問題集を紹介します。
宅地建物取引士のテキスト、問題集選びのポイント
宅地建物取引士試験対策のテキストや問題集を選ぶときには、いくつか重視しておきたいポイントがあります。
最新の情報が掲載されているか
独学で宅建に挑もうとする人には、なるべくお金を節約するために中古のテキストや問題集を購入しようと検討している人もいるかもしれません。
しかし、最新の情報が掲載されていないと無駄な学習になってしまう恐れがあります。試験要綱はもちろん、過去の出題傾向に対応した内容も最新の情報が反映されていることが大切です。
過去問を徹底研究した内容
過去の宅地建物取引士試験を徹底研究したテキストや問題集は、頻出している問題から外せない学習ポイントを教えてくれます。
中には、過去問から予想した問題を出題してくれているものもあります。最短の期間で効率よく学習するには、こうした過去問の徹底研究が反映されているテキストや問題集が欠かせません。
カラー印刷による視覚効果
テキストがカラー印刷だと、視覚的効果が表れて学習内容が頭に入りやすいのがメリットです。
フルカラー印刷のテキストなどは、パッと見ただけで図のように内容が理解しやすいでしょう。もちろん、イラストや図表が豊富に使われているテキストもおすすめです。
文章だけで解説がされているより楽に理解できます。暗記しやすいように、赤シートが付いているようなテキストもあります。
初学者にもやさしく理解できる
ハイレベルな資格試験といわれる宅地建物取引士試験では、専門用語を見るだけで初学者にとってわかりにくいところが多いと感じるかもしれません。
そこをやさしく解説してくれているテキストなら、学習をスムーズに進めていきやすいでしょう。用語の説明なども、細かく丁寧にしてくれているテキストがおすすめです。また、問題集にも解説が付いているものを選ぶことをおすすめします。
テキストと問題集の連携性
テキストと問題集が連携していると、各テーマについての力試しがしやすくなります。学んだところがどの問題に対応しているかがわかりにくいと、そのぶん効率が悪くなってしまいます。
必ずしも同一シリーズで揃えなければいけないということはありませんが、同一シリーズならテキストと問題が連携している確率大です。
宅地建物取引士の独学におすすめのテキスト、問題集シリーズ5選
ここで、独学で宅地建物取引士試験を目指す人におすすめのテキストや問題集を具体的に紹介します。
みんなが欲しかった! 宅建士の教科書 [スマホ学習対応(例題付)](TAC)
フルカラーで印刷されたテキストで、読まなくてもパッと見てわかるを目指した作りになっています。
難しい法律用語もかみ砕いて説明されており、論点が短くまとまっているのも特徴です。図解やイラストが多めで、理解するためのヒントも役立ちます。
例題ですぐに問題演習ができるようになっているので、タイムラグなく学習内容を定着させることができます。
~これ1冊で合格!
独学で受験したため、とっついやすいこの本(2018年版)を購入し一発合格しました。これ以外の参考書は全く使用していません。他の方が指摘しておられるように出題範囲の100パーセントを網羅してはいないですが、合格点をクリアするだけの情報量は余裕であります。
~写真やイラストが多くていい
巻頭には地域・建物の写真が豊富に掲載されていて、分かりやすい。イラストも盛りだくさん、色使いもかなりカラフルな雰囲気です。
きほんの宅建士 合格テキスト(LEC)
初学者でも合格しやすいように、基礎力をしっかりつけられるようになっているテキストです。
フルカラーテキストで持ち運びやすい分冊型になっています。ポイントを押さえた解説は、法律が苦手な人にも理解しやすいほど。本試験の過去問題も収録されています。
~用語の解説がわかりやすい
とにかく見やすい。分かり易く端的に書いてある。言葉を分かり易く書いてあるので初心者でも頭でシチュエーションを想像しやすい。
~他のテキストを読むのにも役立った
不動産は、超が付くほどのド素人です。資格取得にあたり、この本を使いました。セパレートできるので持ち運んで読みやすいのとわかりやすい。違うテキスト(タキザワ宅建学院)に行く前に3回くらい読み、「言葉」になれました。そうすると、ステップアップしたテキストにいっても躓きませんでした。
らくらく宅建塾(宅建学院)
難しい法律用語が、日常の言葉で解説されていて理解しやすいのがポイントです。
内容を覚えやすいように、暗記の工夫も紹介されています。イラストや図表が多く、最新の本試験問題から出題される例題も役立ちます。
~イラストが多くて勉強しやすい
独学にて受験するため、購入しました。本屋にて同じ項目を見て比較したうえでの購入。平坦な言葉で書いていて、どこがポイントなのか非常に分かりやすいです。他のテキストはイラストや文字だらけというものが多い中、本書は文字もイラストも必要最小限なので勉強嫌いな私でも読み進めることができます。
~講義を受けているみたい
自分は勉強&読書も全くしない人ですが、この本はあっという間に1単元を読んでしまいました。こんな教え方をする先生と会っていたら人生変わっていたかもしれません
わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト(TAC)
フルカラーで4分冊構成になったテキストで、TACの主任講師が直近の出題傾向を分析した内容が掲載されています。
ポイントが直感的にわかるようなカラー刷りで、赤シートを使っての暗記も可能です。まるで生講義を聞いているような読みやすさは、スピードレベルアップに直結。過去12年に出題された箇所が示されている点も便利です。
~重要なポイントがよくわかる
近年の法改正点からの出題が特に多く、宅建業法20問中7問がそれであった。本テキストでは試験で狙われた箇所にアンダーラインを引き同時に出題年度を表示するとともに、特に最近の法改正内容部分については「最近の改正」アイコンをつけて重要度を読者に意識させていて、これは他のテキストにはあまりない工夫だと思う。
~面白く学習できる
テキスト本文も読み手に語り掛けるようで読みやすいです。ひとことアドバイス的なものが入るのですが
それもぶっちゃけすぎて面白い
スッキリわかる宅建士 テキスト+過去問スーパーベスト(TAC)
合格までの最短距離を最高の効率でというのがコンセプトで、試験に出やすいところだけを極限まで絞り込んだテキストです。
最初に学習の全体像をつかめる攻略チャートが付いていて、学習地図を描いてから始められます。事例や図表、イラストが多く初学者にもわかりやすい内容です。
過去15年分から厳選した過去問が、100問近く収録されているのも頼りになります。
~著者による解説動画が付いてくる
経験・知識ゼロから、この一冊と、最新傾向の対策として前年度の本試験問題だけを勉強して合格しました。丁寧でわかりやすい解説からなるテキストと厳選された過去問題集からなりますので、この一冊で全てがまかなえます。特に、宅建業法に力を入れて書かれているため業法は満点とれました。著者自らの解説動画があります。TAC出版のサイトにアップされてます。
~要点がわかりやすい
黒と紫の2色で書かれていますが、逆に要点がわかりやすくなっていて非常に良いです。カラフルすぎてどこが重要なのか解らないといったことはありません。図やイラストもほどよく配置されていて、勉強を始める方にも向いていると思います。
口コミはamazonから引用
宅地建物取引士の独学合格に追加すべき教材
宅地建物取引士試験に独学合格を目指すなら、基本のテキストや問題集に何か教材を追加しておきたいというときもあるでしょう。そんなときにおすすめの教材を紹介します。
ユーキャンの宅建士 過去12年問題集(ユーキャン)
過去12年分の本試験を収録した過去問題集です。おすすめは、試験の傾向と対策を過去問題を解くことによってつかめること。
出題の狙いや答えの解説が講義を受けているように理解でき、講師の吹き出しコメントが漫画のようで取り組みやすくなっています。各年度の試験講評なども、役に立ちます。
まとめ
宅地建物取引士試験は、とにかく出題範囲が広く難易度も高いのが特徴です。
しかし、独学で初学者でも良いテキストと問題集を選ぶことで合格できることが実証されています。先達がおすすめするテキストや問題集を検討して、自分に合ったものを選び合格を目指しましょう。