司法書士と比べられることの多い行政書士ですが、試験の難易度や合格率はどれぐらいでしょうか?

行政書士のここ数年の合格率は8%~15%程度を推移していますから、法律系の資格の中では高いほうです。

ただ、ほとんど勉強せずに受かるほど簡単な試験ではありません。行政書士の効率の良い勉強方法について解説していきます。

行政書士試験を受けているのはどんな人?

行政書士試験は誰でも受験できる試験であり、幅広い年齢層の人が受けています。

独立目的で受験する人や転職を有利に進めるために資格を取ろうとしている人、さらに司法書士試験の前段階として受験しようと考える人がいるようです。

それぞれ受験する環境が異なっていますから、勉強できる時間や向いている勉強方法などは分かれるでしょう。

行政書士試験の難易度、合格率は?

行政書士は弁護士や司法書士と並ぶ法律系の国家資格のひとつですが、ほかの2つに比べて比較的取得しやすい資格と言われています。

行政書士試験の難易度は?

行政書士の試験は年に一度、11月の第2日曜日に実施されます。

試験内容は一般知識と法律問題に分かれており、「基礎法学・憲法・行政法・民法・商法」のジャンルから出題されます。

この中で配点が多いのは「行政法」と「民法」なので、この2つを中心に勉強していくのがよいでしょう。民法が得意な人は合格しやすいということが言えます。

試験の形式は、選択式のほかに穴埋め問題と記述式の問題が出ます。記述式の試験は、文章を自分で考えて書かなければなりません。

300点満点中180点(一般知識24点~56点)以上取れば合格できます。行政書士の試験内容にはバラつきがあり、問題が難しい年には「補正的措置」として合格点が引き下げられることがあります。

行政書士試験の合格率は?

行政書士試験の難易度を測る目安として合格率があげられます。

合格率は、平成25年度10.1%、平成26年度8.3%、平成27年度13.1%、平成28年度10.0%、平成29年度15.7%と、過去5年間は8%~15%程度の間で推移しています。

行政書士試験に合格するには、法律に対する深い理解や社会問題に関する一般知識が必要になります。

行政書士は他の資格と比べると難しい?

行政書士と比較されやすい資格に、司法書士があります。

行政書士と司法書士はどちらも法律系の資格であり、試験内容にも共通している部分がありますが、行政書士が筆記試験のみなのに比べて司法書士試験には口述試験が加わります。

行政書士の合格率が8%~15%程度なのに比べると司法書士の合格率は3%台ですから、司法書士に比べれば難易度は下るでしょう。

どちらの試験を受験したらいいの?

難易度的には司法書士試験のほうが高めですが、試験内容に共通部分が多いことからダブル受験をする方も増えているようです。

先に行政書士の試験に合格してから司法書士試験を受けると勉強しやすく、合格できるのではないでしょうか?

行政書士試験合格者の声

士業にあこがれて

行政書士の試験を受けた志望動機は、一生仕事が続けられる士業へのあこがれがあったからです。

実は、第一希望は司法書士でしたが、行政書士より司法書士のほうが試験の範囲が広かったため勉強する時間が足りず、やむを得ず行政書士を先に受けることにしました。

受験の様子を見ると、行政書士と司法書士をダブル受験している人が多いみたいなので、今度は司法書士試験にチャレンジしたいと思っています。

独学からの方向転換

国家資格ではありますけど、「独学でも受かるだろう」と行政書士の資格を甘くみていました。

一年目で落ちた時に「独学では無理かもしれない…」と目が覚め、有名な資格の専門校に入学しました。

資格の専門校はしっかり受験目標を立てて勉強を教えてくれましたから、入って良かったです。

経済的にお得な通信講座

福祉の仕事をしていてスクールとかに通う時間はなかったので、通信講座を始めることにしました。

今は通信講座と言っても、動画やDVDなどを見ながら講義を受けることができます。わからない点は、電話やメールなどを使って質問できますから不自由さは感じません。

マイペースでコツコツと勉強しなければいけませんけど、私にはこの方法が合っていたみたいです。経済的にも、通信講座のほうがお得ですね。

休みながら受験

正直言って会社に通いながら行政書士を目指すのは、なかなかたいへんです。

試験間際に風邪をひいたりして勉強がはかどらないときには、思い切って休んだほうがいいです。人間の集中力は、それほど長くは持ちません。

そうやって適度に休みながら、土日の休日に集中して勉強することで無事合格できました。

3年目で合格しました!

私は行政書士の試験を2度受けて、3度目に合格した者です。

最初からまったくの初心者が受かるような試験だとは思っていなかったので、1年目はウォーミングアップのつもりで受けて落ちました。

2年目は気持ちを入れ替え、自分なりのノートを作り、過去問などを繰り返し解いて試験に臨みましたが、記述式試験が引っかかり合格には至りませんでした。

3年目は昨年うまくいかなかった記述式を重点的に勉強して、なんとかギリギリの点数で合格できました。

行政書士の合格に必要な勉強時間は?

何時間勉強したから行政書士に合格できるというものではありませんけど、行政書士の試験は年に一度だけなので集中して勉強することが大切です。

ちなみに、行政書士は一度で合格できるとは限らず、2~3回目で合格するのが一般的だと言われています。時間にすると合格するまでに2年~3年かかります。

勉強時間の目安

行政書士の試験は11月にありますから、昨年の11月から1年間を目安に勉強すると仮定すれば、「冬~春」、「春~夏」、「夏~秋」と季節ごとに分けて勉強するのがいいかもしれません。

冬~春にかけては一般知識を学び、春~夏は行政法や民法などの法律的な知識を定着させましょう。さらに夏~秋にかけたシーズンは模擬試験を受けたり、試験前の追い込みの時期となります。

行政書士の勉強法には何がある?

行政書士の勉強方法ですが、予備校に通ったり、通信講座を受ける方法があります。

行政書士の予備校

十分に勉強する時間のある人なら、行政書士の予備校に通うのがよいでしょう。

行政書士の予備校でオリジナルのテキストを使ったり、独自の学習スタイルに合わせて講座を開講したりして行政書士に必要な勉強をしていきます。

予備校に通うメリットとしては、講師に直接質問したり、受験テクニックを教わることができる点です。

行政書士の通信講座

行政書士の通信講座は、スクールに通わなくても講師が動画で説明したり、添削を受けることで学習していきます。

自分のペースで自宅にいながらにして勉強できるのが、通信講座の良いところです。会社に勤めていたり、予備校が遠くて通えない方におすすめの勉強方法です。

独学でも合格できる?

行政書士を独学で勉強して合格できるかですが、一発で合格できるとは限らず、何回か受験して合格する可能性があります。

最初から独学で合格するのは難しいので、1年目にはしっかり予備校に通って勉強し、1度目の試験で落ちたとしても勉強のスタイルが整ってきたら、そこから独学で勉強する方法がありそうです。

予備校や通信講座では、合格するためのサポートを受けられます。独学で勉強して合格するには、受験生に強い意思とメンタルが必要になります。

まとめ

行政書士試験の勉強方法として、時間のある人なら予備校に通うのがよいでしょう。

自分のペースで勉強できる人であれば通信講座を受ける方法がありますし、独学で勉強されている方もいます。

独学でも一発合格できる方はいますし、仕事をしながら受験する人でも2年~3年の余裕を持てば、十分合格できる試験です。

 

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