司法書士試験の難易度ですが、法律系の国家試験の中でも3%台という大変合格率の低い難しい試験です。

合格者が少ないということは、仕事をする上でライバルが少なくなるということでもありますからポジティブに考えましょう。

司法書士の効率の良い勉強方法について解説していきます。

司法書士の試験を受けているのはどんな人?

司法書士試験は誰でも受験することができますから、学生やOL、サラリーマンのほか自営業など、いろんな仕事に就いている人が受けています。

社会人になってから受験する人が多いという特徴があります。

独立開業のできる資格なだけに、仕事と育児の両立ができそうなことなどから女性にも人気の高い資格です。

司法書士試験の難易度、合格率は?

司法書士試験の難易度は?

司法書士の試験は年に2回、7月に筆記試験、10月に口述試験が実施されます。筆記試験に合格すると、口述式の試験へと進むことができます。

口述とは、出された質問に対して口頭で答えるというものなので、口述試験の練習もしておいたほうがよいでしょう。

司法書士の試験は午前と午後に分かれており、午前はマークシートによる選択問題、午後からは記述式の問題が出題されます。

試験の内容ですが憲法、民法、商法、刑法などのジャンル以外に、司法書士の仕事に関わる民事訴訟法、民事保全法、民事執行法、司法書士法、供託法、さらに不動産登記や商業登記に関する知識が必要になります。

司法書士試験の合格率は?

司法書士の難易度を測る目安として合格率があげられます。

合格率は、平成25年度3.5%、平成26年度3.8%、平成27年度3.9%、平成28年度3.9%、平成29年度4.1%と、過去5年間は3%台の低い合格率を推移しています。

司法書士試験の合格率が低い理由ですけど、出題範囲が広いということがあげられます。

また、働きながら受験している人が多いため、仕事と試験が重なるタイミングなどによっては、本来の実力が発揮されないということなどもあるかもしれません。

司法書士は他の資格と比べると難しい?

~司法書士試験と行政書士試験の違い~

このふたつの大きな違いですが、行政書士試験はあらかじめ点数による評価基準が決まっている「絶対評価」ですが、司法書士試験は「相対評価」となります。

絶対評価は点数によって合格が決まりますけど、相対評価は受験生の上位者を合格とする制度です。

絶対評価の場合は試験の難易度が高いと合格率が著しく低くなってしまうことがありますが、相対評価は試験の難易度に左右されません。

司法書士試験の場合は、たとえ自分の点数が低かったとしても、ほかの受験生の成績が悪くて上位に入っていれば、合格できる可能性があります。

行政書士が司法書士の資格を取得するメリット

すでに行政書士試験に合格している人は共通の科目が多いことから、はじめて司法書士試験を受験する人より有利なのではないかと思います。

また行政書士として働いていると、司法書士の資格を持っていないとできない仕事というものに遭遇します。

そんなときに両方の資格を持っていると仕事の幅が広がるようです。行政書士が必要に迫られて司法書士試験を受験するケースがあります。

働きながらでも合格できる?

司法書士試験の合格率が低い理由ですが、働きながら受験したり、ほかの資格とダブル受験をする人が多いことなどがあげられます。

どれぐらい勉強すればいいかですが、基本は「勉強できない時間以外は勉強する!」です。個人差はありますけど、それぐらいの覚悟でなければ合格するのは難しいでしょう。

ただ、丸一日勉強できる人と平日は仕事をしていて、帰宅後と土・日の2日間しか勉強できないなどというケースがあります。

一年の勉強で受かろうとするとスケジュール的に厳しいものがありますけど、司法書士には10年かけて合格するような人がざらにいます。働きながら受験する人は、長期戦で臨みましょう。

司法書士試験合格者の声

法に携わる仕事に就きたい!

大学が法学部だった私は、その頃から漠然と法に携わる仕事に就きたいと考えていました。

初めは弁護士を目指していましたが、弁護士ドラマを見るうちになんとなく自分の性格に合わないような気持ちになってきました。

そんなとき、大学の教授に勧められたのが司法書士の仕事です。「街の法律家」と呼ばれる司法書士のほうが、庶民的な私には合っているかもしれないと思いはじめました。それが、司法書士試験を受けることになったきっかけです。

予備校が合わなかった…

司法書士試験は難関だと聞いていたので独学で合格するのは無理だと思い、予備校に通うことを選択しました。

しかし、選んだ予備校は授業についていけず、私には合いませんでした。

講師の言葉はまったく頭に入らず、たちまち落ちこぼれとなりました。そこでスッパリ予備校通いをあきらめ、通信教育に切り替えました。

通信教育では、動画で見た所で止めて理解してから続きを見ることができるので、こっちのほうが合っていたようです。超スローペースで合格まで8年ほどかかりました。

仕事と勉強との両立

予備校に通う時間がなかったため、仕事をしながらでも勉強できる通信講座を選びました。それでも仕事をしながら司法書士試験の勉強をするのは非常にツライものでした。

3年ほど勉強をして試験に落ちた時には、もう仕事を辞めて勉強一本に絞ろうかと思ったこともありましたけど、仕事を辞めなくてよかったと思っています。

仕事を辞めていたらきっと、勉強しかない毎日に追い込まれていたことでしょう。

司法書士の合格に必要な勉強時間は?

勉強時間のたくさん取れる人と仕事をしながら受験する人では、かけられる時間が違ってきます。以下は年間のスケジュール、毎月または毎日のスケジュールの立て方の一例です。

年間スケジュール

司法書士の本試験は7月に行われますから、予備校などでは年間のスケジュールを本試験が終わった直後からスタートさせています。

「夏~秋」、「秋~冬」、「冬~春」、「春~夏」というように、季節ごとのスケジュールを立てています。その年の春頃までには、合格のメドが立つようにスケジュールが組まれています。

毎月のスケジュール

通信教育で勉強する場合は、1月は民事訴訟法の勉強、2月は民事保全法の勉強というように、月ごとにテーマを決めてスケジュールを立てる方法があります。

特に配点の多い民法と行政法は司法書士試験のかなめとなる科目ですから、年間に渡り継続的に勉強するようにしましょう。

毎日のスケジュール

寝る時間などの生活時間以外の使える時間をすべて使って勉強することになります。それぐらい勉強にあてる時間を増やさないと、司法書士に合格するのは難しいかもしれません。

司法書士の勉強法には何がある?

司法書士の勉強をするには、予備校や通信教育などを活用するのが良いでしょう。

司法書士の予備校

司法書士は法律系の国家資格の中でも代表的なライセンスなので、予備校がたくさんあります。予備校の選び方ですが、学校というより教え方の上手な講師を探してください。

相性の良い講師に当たればモチベーションを高く勉強できる可能性がありますが、講師選びに失敗すると授業がまったくわからないということが起こります。

司法書士の通信教育

司法書士の通信教育では、動画やeラーニングシステムを採用したプログラムを提供しています。

予備校の授業に近づけることができるように、電話やメールなどを使って万全のサポート体制を取る通信教育が増えているようです。

独学でも合格できる?

司法書士試験の出題範囲は広いため、法的思考力や理解力を独学で身につけるのは難しく「自分ひとりで勉強するのでは効率が悪くなる」という声が聞かれます。

司法書士を独学で勉強して合格できるかですが、独学でも合格する人がまったくいないわけではありませんけどおすすめできません。

何年も合格できない状態が続けば精神的に疲れてきますし、経済的にも厳しくなってくるでしょう。

まとめ

司法書士は、合格率が3%台というというたいへん難しい試験です。

10年以上受験してやっと合格したという人がざらにいる状況ですから、時間が許せばしっかりとした予備校に通うことをおすすめします。

仕事をしながら勉強している人は、マイペースに学習できる通信講座を利用されてはいかがでしょうか?

 

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