労働問題に関する社会的なニーズが高まる中で、社会保険労務士の資格を取る人が増えているようです。

社会保険労務士試験の出題範囲は広く、合格率も10%以下で難易度の高い資格として知られています。

今回は、社会保険労務士の効率の良い勉強方法について解説していきます。

社会保険労務士の試験を受けているのはどんな人?

社会保険労務士試験を受験する人の多くはサラリーマンで、50%以上の人が働きながら試験を受けています。

資格を取得すれば独立開業することができますし、自営業の人が仕事に活かすために受験したり、転職を目指す人に人気のある資格です。

社会保険労務士の試験を受験する人は年々増えており、競争が激しくなってきています。

社会保険労務士試験の難易度、合格率は?

社会保険労務士の試験は年に一度、8月の第4日曜日に実施されます。

暗記的な要素の強い「選択式」と条文の理解力が問われる「択一式」の筆記試験が実施され、勉強しなければならない科目が多いのが特徴です。

社会保険労務士試験の難易度は?

社会保険労務士の試験内容ですが、労働基準法、労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、雇用保険法、健康保険法、厚生年金保険法、国民年金法などの労働関連の法律の中から出題されます。

また、労務管理や労働問題に関する一般常識が出ます。日頃からニュースなどによく目を通しておき、社会問題に関心を持っておくことが大切です。

社会保険労務士試験の合格率は?

社会保険労務士の難易度を測る目安として合格率があげられます。

過去5年の合格率は、平成25年度5.4%、平成26年度9.3%、平成27年度2.6%、平成28年度4.4%、平成29年度6.8%と年ごとにバラつきがあります。

選択式や択一式試験の総合とそれぞれの科目ごとに合格基準が定められています。合格基準点に達しない場合に不合格となります。

社会保険労務士は他の資格と比べると難しい?

社会保険労務士試験の勉強範囲は広く、問題が難しいのもありますが、受験資格に制限が加えられています。

難易度が高くなる理由

社会保険労務士の合格率が低くなってしまう理由として、労働や年金関連の法律が毎年変わることが原因と言われています。

法改正への対策が必要になってくるため、同じ問題を解いていれば合格できるというものではなくなってきます。

予備校などに通って、法律のどこがどう変わったのかをしっかり教わる必要がありそうです。

社会保険労務士と行政書士

行政書士は誰でも受験できますけど、社会保険労務士には受験資格が設定されています。

社会保険労務士試験を受けるためには、大学・短大・専門学校などの学歴や3年以上の実務経験、厚生労働大臣が認めた「その他の国家試験合格」のいずれかの条件を満たさなければなりません。

その他の国家試験合格では、行政書士試験に合格していれば社会保険労務士の試験を受けることができます。社会保険労務士と行政書士のダブルライセンスを取得する人が多い理由はここにあります。

社会保険労務士試験合格者の声

寝る間もなく、勉強漬けの日々

まず、社労士のテキストの厚さを見てビックリしました!ちょっとした枕になるぐらいのぶ厚さがありますから、テキストを読むだけでも時間がかかりそうです。

文系大卒の僕にとって難解な法律用語も何を言っているのかわかりません。法律もやたらと変更されます。

そんな僕なので、寝る間を惜しんで勉強しました。起きている時間はほとんど試験勉強にあてました。

一年目の試験はかすりもしませんでしたけど、二年目三年目と勉強を続けるうちに労働問題を考えるのが楽しくなってきました。

ある日突然、理解が進む瞬間が現れますから、そこまで頑張ったほうがいいです。四年目にやっとギリギリで合格できました。

復習を行うのがポイント!

試験を受けるにあたって私が実践したことは、過去問を中心に勉強することでした。過去にどんな問題が出題されたのかを丁寧に分析していくと、どんな問題が出題されているのか、おおよその予想がつくようになってきました。

勉強する時のポイントとしては、復習をかかさず行うことに気をつけました。復習をしないと覚えたそばから忘れていきます。誰が言ったか忘れましたけど、「人間は忘却の生き物である」というのは本当だと思います。

私は通信講座を受けて合格しましたが、同じDVDを何度も見直し、過去問を繰り返し解きました

社会保険労務士に学ぶ

社会保険労務士試験に合格するには、社会保険労務士に教わることだと思い、社会保険労務士が教えている予備校に入学しました。

この考えは正解でした。社会保険労務士の仕事をしている先生だったため、説明に説得力があります。雑談も面白く非常にためになります。この先生のおかげで一発合格できたと言っても過言ではないでしょう。

今は社会保険労務士事務所のスタッフとして働いています。将来の夢は、独立して労働問題で困っている人達のサポートをすることです。

社会保険労務士の合格に必要な勉強時間は?

社会保険労務士の試験問題は勉強しなければいけない科目が多いために、かなりの勉強時間を必要とします。

受験する人には仕事をする傍らで勉強する人が多いことから、仕事を終えて帰宅してから睡眠時間をけずって勉強するとか、休日にまとめて学習する時間を取っているようです。

仕事をしている人の場合、予備校などに通う時間はなく、自宅で空き時間を利用して勉強できる通信教育などを行うことになります。

予備校の中には、仕事をしながら勉強する受験生のために、仕事が終わってから通えるコースを用意しているところもあります。

必ずしも1年で合格する必要はありませんから、勉強時間が足りなくて合格できない場合は、2年とか3年という長期的なスケジュールを立てるとよいでしょう。

社会保険労務士の勉強法には何がある?

社会保険労務士の勉強方法ですが、予備校に通ったり、通信講座を受ける方法があります。

社会保険労務士の予備校

仕事をしながら受験する人の多い社会保険労務士試験ですから、予備校側でも仕事が終わってから受講できるようなプランを組んでいます。

予備校では講義を受けて問題集を解き、テストを受けるという流れになります。夏季講習や受験直前講座なども開催しています。

講師に効率の良い勉強の仕方や受験テクニックなどを聞くことができます。

社会保険労務士の通信教育

社会保険労務士の通信教育に申し込むと、電話やメールで質問するサポートが受けられます。オリジナルのテキストや講義が収録されたDVDなどがセットになっています。

通信教育が合わない場合もありますから、資料請求をしてサンプルなどをもらい、どのような学習ができるのかを確認したほうがいいと思います。

独学でも合格できる?

仕事をしながら受験する人の多い社会保険労務士には、独学で勉強する人が存在します。

独学で勉強する理由は予備校などに通う時間が取れないというものですから、短期間で合格したければ予備校の短期コースに通ったり、自宅で勉強できる通信教育を受けることをおすすめします。

社会保険労務士試験の合格率は毎年10%を下まわる低水準なので、きちんとした受験対策を行わなければ合格は難しいでしょう。

まとめ

社会保険労務士は難易度の高い国家資格ですが、取得できれば労働問題に関する社会的なニーズが高まっていますから、たいへん将来性のある仕事です。

独立開業すれば何歳になっても働くことができ、育児・介護などが終わってから復職が可能なため女性に人気があります。

働きながらライセンスを取得する人が多い資格ですから、時間がかかったとしても計画的にスケジュールを組むことで合格することが可能です。

 

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